#甘いキス・じれキュン

甘いキス・じれキュン

23 件の記事

冷えたショーケースの向こう側

バニラとキャラメルの甘い匂いが漂う洋菓子店の厨房。閉店後の仕込みはいつも二人組で、パティシエの彼が理由をつけて彼女を引き止めていたことに、彼女はうすうす気づいていた。突然の豪雨で通用口に足止めされた夜、いつもの『風邪、ひくよ』が、今夜だけは違う響きを持って聞こえた…

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残り火が揺れる書斎の吐息

高校時代、進路相談室で本を手渡してくれた恩師と、隣の席で机を並べることになった彼女。挨拶を交わすだけだったはずの日々は、朝に置かれる無糖のコーヒーや、夕立の夜にかけられた上着といった小さな積み重ねに変わっていた。「折り入って相談がある」と呼び出された書斎の静けさの中で明かされるのは、ずっと言葉にできなかった彼の想いと、書斎に並ぶもう一冊の同じ本。教え子と恩師という一線がついに溶け出す、じれったくも濃密なラブストーリーです。

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書斎の薄明かりに滲む届かない距離

妹の親友という一線を守りながら、ずっと「お兄ちゃん」と呼んできた彼と彼女。妹の結婚式の夜、片付けの済んだ書斎で二人きりになったことをきっかけに、受験期に隣で参考書を開いてくれた記憶や、花火大会で肩に上着をかけられた夜の温もりが、堰を切ったようにあふれ出します。積み重ねてきた時間がようやく言葉になり、身体で確かめ合う、じれったくも熱いラブストーリーです。

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揺れる薄桃色の静寂

毎週木曜、上司からの『報告』という名目で交わされてきた二人の飲みの時間。着任直後のミスを庇ってくれた出来事をきっかけに始まった習慣が、いつしか彼女にとって特別な意味を持つようになっていた。取引先接待の帰りに訪れた個室で迎えた特別な夜、彼女が気づかないうちに数えてきた彼の小さな癖と、酔いに任せてこぼした一言が、二人の距離を一気に塗り替えていく。

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屋上に揺れる裸足と交わした約束

最終面接の結果を、規定の通知より先にこっそり教えてくれたその日、彼は「一人の人間として会いたい」と想いも一緒に伝えた。仕事の合否と交際の始まりが重なった一周年の記念日を、彼はうっかり忘れてしまう。閉店後の屋上で靴をバッグに隠して拗ねる彼女のもとへ謝りに来た彼が、素足へのキスから始まる触れ合いで許しを乞う、じれったくも甘い夜の物語。

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シャワーの湯気に隠れきれない鼓動

かつて家庭教師と教え子として過ごした二人は、恋人になった後にすれ違い、彼女が連絡先を消したことで離れ離れになった。数年後、彼女が講師を務めるヨガスタジオのシャワー室で再会した二人が、積み重ねてきた記憶をたどりながら距離を縮めていく夏の夜の物語。

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溶け出す実験室の熱

ガラス張りの天井に月明かりが滲む深夜の研究室。四年生の春、滴定のコツを教えてくれた彼が差し出した微糖コーヒーの缶から始まった夜は、卒業式前夜、火災報知器に遮られた一言を残したまま五年途切れていた。同じ街に舞い戻り、なりゆきで始まった同居も半年。取り壊しを控えた実験棟で、書きかけの実験ノートに残された続きを、二人は今夜ようやく書き加える。

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