
紫苑の館に取り残された初恋の疼き
私立紫苑学園の図書委員として三年間、雨の日はいつも二人きりで書架を守っていた隼人とエリカ。エリカの婚約が決まり、卒業と同時に離れてから七年。図書室の保存修復記念式典で母校に呼び戻された二人は、あの日と同じ雨音の中、旧図書室の奥で再会する。気づかれないまま返却されていた一冊の本、書き込まれたままの一文、積もり続けた七年分の想いが、静かに堰を切っていく……
続きを読む →8 件の記事

私立紫苑学園の図書委員として三年間、雨の日はいつも二人きりで書架を守っていた隼人とエリカ。エリカの婚約が決まり、卒業と同時に離れてから七年。図書室の保存修復記念式典で母校に呼び戻された二人は、あの日と同じ雨音の中、旧図書室の奥で再会する。気づかれないまま返却されていた一冊の本、書き込まれたままの一文、積もり続けた七年分の想いが、静かに堰を切っていく……
続きを読む →
三年前、禁断の逢瀬に終止符を打った人妻・こころ。夫の出張の夜、彼女が送ったたった一行のメッセージが、すべての歯止めを溶かした。熱海の磯辺に建つコテージで再会した男は、かつての恋人、積み重ねてきた後悔と渇望が、清楚な外見に隠れた欲望とともに解き放たれる一夜。
続きを読む →
夫が学会で不在の午後、校医の妻・奈緒は設備点検業者・竜也の到着を待ちわびていた。秋の出会いから半年、点検という名目で重ねてきた密会は今日も、保健室の冷たい診察台の上で甘い時間へと溶けていく。電マの振動と熱い情交に溺れながら、それでも引き返せないと知っている。白濁した罪の甘さは今日も、静かに二人の間に零れ落ちていく。
続きを読む →
再婚によって義理の姉弟になってから三年。口数の少ないすれ違いの日々の中で、健太がずっと意識し続けてきた姉・あゆみ。雨上がりの静かな午後、誰もいないはずの家で、ブラウスを半脱ぎにした姉の姿を目にした瞬間、三年分の沈黙が音もなく崩れていく。義理の姉が主導権を握り、豊かな巨乳で弟を翻弄する、執着と背徳が溶け合う官能ストーリー。
続きを読む →
仕事帰りのレンタルルームで、三度目の夜が始まる。異動初週の誤字指摘、残業の夜に置かれた一杯のコーヒー、路地裏での告白、積み重ねてきた時間が、今夜もふたりを引き寄せる。職場では「部長」と呼ぶ上司と、誰にも言えない逢瀬を重ねながら、断りたくなかったのは、最初から自分のほうだった。
続きを読む →
十二年ぶりに地元へ戻った幼なじみが開いた美容室。再会の予約を入れるのに一週間かかった。鏡越しに目が合うたびに、あの頃の記憶が蘇る、彼の指先が、髪から首筋へ、そしてもっと深いところへと向かっていく。
続きを読む →
幼い頃から「姉さん」と慕ってきた従姉・晶子。彼女が人妻になってからも、防音スタジオで共に働き続けた三年間、その積み重ねた時間の重さが、二人を密室へと追い詰めていく。既婚者の彼女の薬指に光る指輪を横目に、涼太は長年抑えてきた想いを押し殺せなくなっていた。
続きを読む →
三学期の放課後、「書類の確認」を口実に職員室を訪れ続けた悠介と、その度に少しずつ距離を縮めてきた藤岡先生。偶然触れた指先の熱、名前の呼び方のわずかな変化、積み重ねてきた視線が、雪降る閉じた夜についに一線を越え、禁断の熱を解き放つ。
続きを読む →