
家庭教師四ヶ月目に応接室の扉が閉まる
四ヶ月という積み重ね
家庭教師として椿家に通い始めて、もう四ヶ月になる。
教え子の蓮司は中学三年生で、週に二度、夜七時から九時まで真剣に机に向かう素直な少年だった。その帰り際に、ほぼ毎回、彼と鉢合わせた。
椿陸、蓮司の十三歳上の兄で、この洋館の実質的な主人でもある男。最初の出会いは玄関先で、帰宅したばかりのスーツ姿で「よろしくお願いします」と静かに頭を下げた、それだけだった。しかし翌週の廊下でぶつかりそうになったとき、彼の手が反射的に彼女の肘を支えて、そのまま、一拍分だけ余分に残った。
以来、二人の間に薄い何かが積もり始めた。
「今日の授業、うまくいきましたか」廊下で足を止めて、陸は穏やかに訊く。「蓮司は集中してましたか」。実際には授業の出来よりも、ただ彼女を見ていた。三ヶ月目のある夜、スタディルームの扉口で立ち止まった彼の視線が、教師としての自分をするりと通り過ぎて、もっと奥にある何かを捕まえようとしていた、そのことに気づいた瞬間から、彼女の内側で何かが静かに解け始めていた。
砂糖なし、ミルクも不要。陸は四度目の訪問からそれを完璧に覚えていた。コーヒーカップを差し出すたびに、指先が少しだけ触れた。玄関先での別れ際の言葉が、季節が変わるごとに少しずつ長くなった。彼女もまた、廊下に彼の気配を感じるたびに歩みをわずかに緩めていることに、いつからか気づいていた。
今夜、四ヶ月目の最初の水曜日、蓮司が眠りにつく音がした直後、陸が応接室の扉を開けて「少し話そう」と言った。
応接室、街灯の光の下で
薄暗い応接間の窓から漏れる街明かりが、カーテンの隙間から一本の線となって床に落ちている。静寂が深い霧のように部屋を満たし、その中で響くのは二人の呼吸だけだ。彼女は艶やかな黒髪を肩越しに滑らせ、白絹のブラウスを着けている。襟元が開きかけた部分からは、透けるような肌と微かな脈打つ鼓動が見え隠れする。
『これが四ヶ月ぶんの距離だった、と彼女はぼんやり思う。廊下での挨拶や、コーヒーカップ越しに触れるだけだった指先で保ってきた距離が、今夜ここで終わろうとしている。』
男は彼女の背後からそっと手を回し、指先で首筋の温度を確かめる。ひんやりとした空気が運ぶのは、わずかに香る花の匂いと、混じり合った男女特有の甘い蒸れだ。
「きみを……ずっと見ていた」
低く耳元へ囁かれると、彼女の体がわずかに震えた。玄関先でも廊下でも、ずっと背中に感じていたあの視線、それが今、指先という形で確かになっている。否定する言葉を探すより早く、男の吐息が首筋を伝う。その温もりの中で、理性という名の膜が次第に薄く透けていくのがわかる。男の熱い息遣いが鎖骨を伝い、胸元へと降りていく。男がブラウスのボタンを一つ、また一つと外していくと、かすかな音が静寂に溶けた。服を脱ぎ捨てる度に見えてくる肉体は、薄絹のように柔らかく、しかし奥底では激しく震えている。男の掌が腰を包み込む瞬間、彼女の喉から溢れたのは、堪らないため息だった。

深まる結合と、溶けゆく理性
最後に残したストッキングが足首まで降ろされると、彼女の素足が床へと這いつくばるように屈んだ。男は彼女の腰を掴み、力強く引き上げる。触れ合った瞬間、すでに濡れた秘所の隙間から、透明な愛液がにじみ出るほど熱く高まっているのがわかった。密着した皮膚が擦れ合い、生々しい熱が伝わる。四ヶ月分の緊張が、この瞬間に一気に解けていく。
男は彼女の背中を押し付け、ソファに伏せさせる。腰の曲線がくっきりと浮き上がり、下半身の肉芽がわずかに開いている。陰核の上を指でなぞられると、彼女は肩を震わせ、嬌声を漏らす。その声は淫らに潤み、意識を快感の奥へと引きずり込んでいくようだった。
「入るぞ……」
男の声が低く震える。硬く熱い彼のものの先端が、濡れた入口に触れると、なまなましいほど確かな抵抗感があった。粘液が滑りを良くする中、一気に押し込まれていく。粘膜同士が軋むような感覚を伴い、内側から広がりゆく圧迫感。女は両手でソファの生地を掴み、指先まで白く絞り上げる。
「あっ……ん、うぅ」
初めは硬かった挿入も、すぐにぬめった熱さの奥へと飲み込まれていく。男が腰を振り下ろすと、「ぬぷ」という湿った音が静寂を割った。彼のものが内壁を激しく叩き上げ、毎回の衝撃で愛液が外側に溢れ出る。光沢のある濡れた肌が、天井からの光を反射して淫らに輝いている。
男は彼女の腰を両手で固定し、激しいリズムで突き進める。ドクドクと鼓動のように響く音と共に、彼女の奥深さは熱を帯びていく。外側からは見えない奥底の中で、内壁が収縮し、彼のものを貪るように締め付けている。その感覚が全身を貫き、視界がじわりと霞んでいく。女は首を後ろに反らし、唇の端から甘い唾液を滲ませながら絶叫する。
「もっと……深く! 奥まで!」
男が深く腰を落とすと、彼のものは最深部へと到達する。彼女の奥深くを揺さぶるような鋭い刺激が走ると、彼女の体全体が痙攣した。愛液が溢れ出る量が増し、ぬめった蜜が股の間を伝い、糸を引きながら床へとしたたり落ちた。
最後の一突きで、男は深く腰を沈めたまま静止する。彼の先から熱い迸りが立ち上り、最奥に注ぎ込まれる感覚を女は全身で感じた。熱い迸りが混ざり合った愛液が、外へこぼれ落ちる。ぬめった余韻の中で、肉体はまだ微かに震え続けた。
静まり返った洋館に漂う甘い余韻の中、男は愛しげに彼女の額を撫で、そっと唇を重ねた。重なり合った素肌の火照りが溶け合い、繋がりの奥からじわりと熱が引いていく。彼女は男の背に腕を回してきつく抱き寄せ、まだこの繋がりを手放したくないとでも言うように、彼の首筋に頬を寄せた。やがて、男がゆるやかに腰を持ち上げると、密着していた肌がぬるりと離れ、二人の体が静かに解けた。その拍子に窓辺から忍び込んだ夜気がひやりと肌をなで、二人はそろって小さく肩をすくめた。

ブラウスのボタンを留め直し、交わす宿題
「……次のレッスンの時も、ここに寄ってくれるかい?」
乱れた白絹のブラウスのボタンを男の手で留め直されながら、彼女は熱を帯びた耳元でその問いを聞いた。
その指先の丁寧さが、四ヶ月分の廊下での距離を思わせた。コーヒーカップ越しに触れていた指が、今は肌に直接触れてボタンを留めている。同じ指先なのに、今はまったく違うものを意味している。
家庭教師としての建前の裏で、この応接室の扉が閉まる瞬間だけが、二人の本当の時間になる。教え子の少年が眠る静かな洋館で、彼女は背徳の甘い罠に自ら足を踏み入れたことを自覚していた。しかし、それが「罠」だとわかっていながら、四ヶ月前から少しずつ自分でその罠に近づいていたのも、また確かなことだった。
「ええ、宿題の出来が良ければ、考えておきます」
彼女は教師としての少し澄ました口調で答えながらも、男の首元に小さく甘えるようなキスを残して、応接室を後にした。

この物語は完全なフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。
おすすめアイテム【PR】
※アフィリエイトリンクを含みます。


【つり乙】月に寄りそう乙女の作法【萌えゲーアワード2013 大賞受賞】
出演: 鈴平ひろ, 西又葵
ジャンル: お嬢様・令嬢, 女装・男の娘, 恋愛, デモ・体験版あり, 萌えゲーアワード/美少女ゲームアワード受賞作品, DL版独占販売, CGがいい, キャラクターがいい, シナリオがいい, 主従, 世界観がいい, 真夏のおうち時間を楽しもう!最大16%ポイント還元キャンペーン 第2弾, 真夏のおうち時間を楽しもう!最大16%ポイント還元キャンペーン 第1弾, FANZA GAMES(アダルトPCゲーム)で使える最大90%OFFクーポン

唾液と舌が絡み合う接吻でギン勃ちさせて優しい手淫でシコシコくっちゅくちゅ種搾り ベロキス手コキ88発
出演: 石川澪, 七沢みあ, 宮下玲奈, 百田光稀(百田光希), 葵いぶき, 水卜さくら, AIKA, 神宮寺ナオ, 新ありな, 弥生みづき, 八木奈々, 奏音かのん, 夕木こいろ, 岬野まなつ, 九野ひなの, 美園和花, 美咲かんな, 松本いちか, 深田えいみ, 松井日奈子, 倉本すみれ, 琴音華, 新井リマ, 野宮あん, 森日向子
ジャンル: 4時間以上作品, ハイビジョン, 独占配信, キス・接吻, 手コキ, ベスト・総集編, 痴女, 美少女
作者より月森 潤

この物語で一番大切にしたのは「積み重なった時間」の見えない重さです。初めて出会ったときの玄関先から、廊下での短い言葉、コーヒーカップ越しに触れる指先、そういった何でもない瞬間の蓄積が、あの応接室の一夜を単なる衝動ではなく、四ヶ月分の緊張の解放として成立させてくれると考えました。 「ずっと見ていた」というセリフが力を持つのは、それを裏付ける細かな積み重ねがあるからだと思います。家庭教師という理性の象徴のような立場でありながら、教え子の兄という禁断の相手に、しかも少しずつ、自ら近づいていた、その自覚が、彼女に背徳の甘さと共犯の深さを与えています。 最後の「宿題の出来が良ければ」という一言に、四ヶ月分の積み重ねを込めたかった。あの澄ました口調が成立するのは、二人の間にすでに言葉以上の了解があるからで、その了解の重みを感じていただけたなら嬉しいです。 最後まで読んでいただきありがとうございました。
関連する官能小説

峠を越える夜の助手席に滲む濁流の香り
毎年のお盆、沙耶の実家から自宅へ戻る深夜のドライブは、大学生の妹たちが寝入ったあとに二人だけの時間へと変わる夫婦の習慣になっていた。常夜灯を消す指先の合図、庭で妹たちに濡らされた服の代わりに纏った独身時代のレオタード。峠道の路肩で交わる二人と、それに気づきながらも黙って見守る妹の優しさを描く一編です。
続きを読む →
冷たきタイルと滲む汗
深夜二時、従業員専用の共用トイレで落ち合うふたりは、社内には明かせない恋人同士だ。部署合同の会議中、机の下から始まった指を三度叩く合図を胸に、資料の直しで終電を逃した彼女と、見回りの合鍵を持つ彼が、清掃用のシートの上で束の間の逢瀬を重ねる。次の清掃員が戻るまでという限られた時間の中で、ふたりだけの符丁が睦み合う熱をいっそう深めていく。
続きを読む →
停電のエレベーターに滲む吐息
地下街の惣菜と、返しそびれたままの折り畳み傘。息子の水泳教室帰りの男と、残業帰りに惣菜を買う女は、名乗らないまま隣り合ってきた商業ビルのエレベーターで、実はずっと互いを意識していた。停電で赤い非常灯だけが灯る箱に閉じ込められたその夜、恐怖から重なった手のひらが、積み重ねてきた沈黙をようやく言葉と体温に変えていく。
続きを読む →